【読了】『大富豪からの手紙』本田健|人生の“7つのレッスン”が、あなたを変えるきっかけになる

人生設計

「人生を変えるのは、大きな出来事じゃなく、小さな“気づき”の連続だ」

そんなメッセージを、物語として優しく届けてくれる一冊。
本田健さんの『大富豪からの手紙』は、“迷うこと”を前向きに捉える力をくれる物語です。


📖 物語の概要|手紙が導く“本当の自分”との対話

主人公・健太は、就職活動に悩むごく普通の青年。
そんな彼のもとに、亡き祖父(実は世界的な大富豪)から7通の手紙が届きます。

手紙の中には、祖父が人生をかけて体得した「生きるための知恵」が詰まっていました。
お金・仕事・時間・運命・人間関係・死……誰もがぶつかるテーマに、物語の形で光を当てていきます。


✨ 7通の手紙に込められた“人生の本質”とは

それぞれの手紙には、抽象的な理想ではなく、人生を前に進める“実践的な問い”が込められています。
ここでは、特に印象に残った3つをご紹介します。


✉️ 手紙①:運命にYESと言う

「意味のないことは、何一つ起こらない」

これは、単なるポジティブ思考ではありません。
偶然と思える出来事の中にも、“人生を変えるヒント”が潜んでいるという視点。
たとえば人間関係のもつれや、突然の失敗すらも、「意味がある」と受け入れることで、人生が穏やかに回り始める——そんな不思議な力を感じました。


✉️ 手紙④:時間を味方につける

「時間とは、命そのものだ」

多くの人が「忙しい」と言い訳しながら、自分の人生を先延ばしにしています。
この手紙では、「人生の目的に時間を使っているか?」と、深く問いかけられます。

「今、していることは、自分が望んで選んだものか?」
この一言が、胸に刺さりました。


✉️ 手紙⑥:死を意識して生きる

「人は、いつか死ぬ。だからこそ、今をどう生きるかが大事になる」

“死”というテーマは重いけれど、この手紙はとても優しかった。
終わりがあるから、人生に意味が生まれる。
いつか終わるからこそ、「今日という日を、ちゃんと生きよう」と思える。

この章は、読後にしばらく目を閉じて、自分の人生を見つめ直したくなります。


🖋 読後の感想|「選択する勇気」と「迷ってもいい」と思える安心感

この本の最大の魅力は、
“問い”を通して、自分の人生と向き合う時間をくれること。

本の中で、答えは与えられません。
代わりに、「あなたは、どう思う?」と語りかけてくれるような空気が流れています。

そしてなにより──
**「迷っていい」「まだ遅くない」「これからだ」**という言葉が、どの章にもにじんでいました。


📚 こんな人におすすめ

  • 自分の人生にどこかモヤモヤを感じている人
  • お金や仕事との向き合い方に悩んでいる人
  • 自己啓発本は苦手だけど、心に届く言葉が欲しい人
  • 転職・就職・起業など、人生の選択に立っている人

🔖 個人的に響いた名言ベスト3

「運命の扉は、ノックした人にしか開かれない」
「お金とは、感謝と価値のエネルギーである」
「本当にやりたいことを、人生の後回しにしていないか?」

どれも心に火を灯す言葉でした。


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『大富豪からの手紙』
著:本田健(だいわ文庫)

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☕ おわりに|人生は、いつでも選び直せる

『大富豪からの手紙』を読み終えて思ったのは、
人生って、もっとやさしく見つめてもいいのかもしれないということ。

焦らなくてもいい。
答えが出なくてもいい。
でも、今日という日は、自分で選んで生きていい。

そんなふうに、そっと背中を押してくれる一冊でした。


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