「映画化も決定!『爆弾』が描く取調室サスペンスの極限」

ミステリー

📖すごい本に出会った。これが絵のないサスペンスの差

『爆弾』は、それ自体は必ずしも爆発を問題にした本ではない。

主に発言と少しの動きのみで成り立つ「取討室」のドラマ。

そのはずなのに、なぜこんなにハラハラと怖く、興奮してしまうのか?


🔗 続編『爆弾2』の感想はこちら:爆弾2|法と倫理の“占拠”劇

💡スズキタゴサク。彼は悪魔か、天才か。

アウトローな光を放つ中年男、スズキタゴサク。

彼は、ひねくれている。でも知的だ。何を考えているのか、さっぱりわからない。

何が真実で何が嘘なのか。その言葉を読むたびに、読者自身が試される感覚になる。


💬感想

「会話だけのシーンなのに、自然と画像が頭に浮かんでくる」
「ミステリーに疲れていたけど、これは仕掛けの30秒で読ませる」
「事情を知っていくのに、なぜこんなに心が滑るのか」


🎬映画化!そして続編では法庭占操

この作品の強烈さは、映画化の決定でも明らか。

続編『法庭占操 爆弾2』は、なんと、さらに裏側を揭く内容に。

スズキは「私たちの正義」を見直させてくる。


📊総評:「この本、思考を爆発させる」

『爆弾』は、なるほどの気持ちよさもなく、だが心を捕らえる。

その理由は、「読む」事そのものを精緻にしているから。

潮を吹かせるエンターテインメントに見えて、その実、静かな爆発である。

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